多汗症

疾患について

多汗症の中で、ワキの汗が多いものを腋窩多汗症といいます。ワキにはもともと汗を出す汗腺が多くあり、ストレスなど精神的緊張や、気候・運動などによる温熱刺激で多汗が起こりやすくなります。ワキ汗が多くなると、シャツが濡れ、黄ばみの原因になったり、臭いが強くなったりし、生活へ大きく影響します。また、ご職業や運動のタイプによっては、人と近距離で接する場合も気になってしまいます。これを治療で、汗の量を減らすことが多汗症の治療となります。

治療方法

ワキの多汗症の治療は、外用薬、ボトックス治療、マイクロウェーブ照射などがあります。多汗の程度や、患者様のご希望により、最適の治療方法をご提案いたします。

施術の詳細

多汗症へのボトックス治療は、ボツリヌス菌がつくる天然のたんぱく質から精製された薬を、ワキの皮膚に直接注射する治療法です。交感神経から汗腺への刺激の伝達をブロックし、ワキの発汗を抑えます。使用するのはボツリヌス菌がつくるたんぱく質から精製された薬であり、菌そのものを注射するわけではありませんので、菌そのものの感染の心配はありません。

効果

汗を抑える効果は、通常注射後2~3日より現れ、4~9か月ほど効果が持続します(効果の程度や持続期間には個人差があります)。完治を目指す治療法ではありませんので、症状が再び現れたときには、あらためて治療を行います。年に1~2回程度の治療でワキの汗を抑えることができます。

合併症・偶発症

注入部位の痛み、赤み、内出血、腫れなど

注意事項

妊娠中・授乳中の方、3か月以内に妊娠の可能性がある方は治療を受けられません。効果を最大化するために、注入後1週間はサウナやホットヨガなど体温が上がるものは控えて下さい。

施術の流れ

  • 麻酔 : ワキを消毒後に、麻酔スプレーを噴霧し表面麻酔を行います。
  • 施術 : 極細の針で、ボトックス注射を行います。
  • 終了 : ガーゼを当てて終了です。

料金

ワキ(腋窩多汗症)ボトックス
ボトックスビスタ(アラガン製) 厚生労働省承認 75,000円
メトックス 55,000円

※料金は全て税込です。

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